2001年に自宅として建てました。その後、事務所として一部使用しています。
コストを抑えるため、壁の内外共コンクリート打ち放しを多用しています。天井の一部もコンクリートスラブ現しとしています。ディテールも部材を省き、あえて簡素に考えています。
ただし、床材は無垢のフローリング、テラコッタタイル等、また木製サッシを使用し、予算をかけるところかけないところを明快に決めています。
リビングを吹抜けとし、1、2階の居室は全てその空間に面しています。一体感を出し、家族のつながりを意識しました。家全体の風の通り道になります。光を取り込み、空、雲の流れを眺められるように大きなハイサイドライトを設けています。