間口が狭く奥行きの長い、うなぎの寝床と言われる敷地です。 東西北側が３階建てで囲われているが、南側道路で南面の採光条件の良い敷地条件で計画をしました。 開放できるのが道路側になるため、プライバシーの確保をしながら、地域コミュニティーの繋がり、開放感を持たせることを課題としました。 中庭を設け、奥の居室の採光を天空光で確保し、道路側の部屋から、中庭を通し奥の部屋まで空間が抜けるように計画しています。 リビング・３階個室はベランダにより夏の日差しは遮り秋から春にかけての直射光を取り入れるようにしています。 １階に寝室と水廻り、２階にＬＤＫ、３階に子供室を配しています。子供以外は１、２階で日常生活は完結するようになります。 ２、３階にはベランダを設け、ルーバー状の手摺、プリーツスクリーンで開放性を保ちながら、プライバシーを確保しています。将来ホームエレベーターを導入しやすいようにそのスペースは確保し、当分は収納スペースとなります。 屋上は、軽歩行用の防水を施し、多目的に利用可能としています。

 

※　自家用車については狭小敷地で住環境の確保を優先し、近隣の駐車場を借りることとしています。